拡散的思考と収束的思考
今回は、久しぶりに発達障害に関連した話題です。
収束的思考と拡散的思考の紹介をします。
はじめに、それぞれの思考について簡単に説明します。
収束的思考は、たくさんの情報から1つの答え(結果)を出す思考です。
拡散的思考は、1つの物事からたくさんのことを空想する思考です。
一方は考えを収束させるのに対して、もう一方は拡散させるものです。
これら2つの思考は相反する性質を持っていることがわかるでしょうか。
一般的に、ADHDの人は後者の拡散的思考が得意だと言われています。
ただ、拡散的思考だけではアイディアを形にすることはできません。
収束的思考であらゆる情報から1つの答えを導きだす必要があります。
例えば、何か問題(課題)が起きた場合を考えると、
⇒問題発生⇒拡散的思考⇒収束的思考⇒対処(行動)⇒問題解決⇒問題発生⇒・・
というように、
2つの思考を使い分け対処法を導き出して行動しています。
拡散的思考が得意なら、対処法を考える際の情報が多くなるため有利です。
ただし、情報の数だけ間違った答えを導出してしまう可能性も高くなります。
これらの情報をまとめると、
ADHDの人はロジカルシンキングを学ぶと大きな効果があるかもしれません。